東京大学大学院医学系研究科 医療倫理学分野・健康増進科学分野
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医療倫理学分野/健康増進科学分野の概要

 医療倫理学分野と健康増進科学分野は、東京大学の大学院重点化構想により、それまでの医学部保健管理学教室が大学院教育で担う専門分野として設置されました。このため、2つの専門分野としてそれぞれが専門的研究・教育活動を担当するのはもちろんですが、一つの教室として協同の研究・教育活動も行っています。特に学部教育は従来どおり保健管理学教室として担当しています。
 2016年4月現在、教室のスタッフは教授1名、准教授2名、助教1名、技術専門職員1名、事務補佐員3名で、特任教員、特任研究員、非常勤講師らとともに研究・教育活動を行っています。また教室には博士課程大学院生6名、専門職課程大学院生3名が在籍しています。

医療倫理学分野

 医療倫理学分野では、医療に関わる政策決定や臨床現場での倫理的判断の基礎となる倫理・哲学的理論の研究と教育活動を行なっています。主な研究テーマとしては、医療倫理学総論・歴史、倫理学の諸理論(規範理論とメタ倫理学)、政治理論(正義論)、医療資源の配分、臨床研究や疫学研究における倫理、倫理委員会、インフォームド・コンセント、守秘義務、情報開示、脳死・臓器移植、遺伝子医療、安楽死や人工妊娠中絶の倫理性などがあります。授業では、医療倫理学に関する諸問題を理解するだけにとどまらず、倫理的な考え方を身に付けることを重視しているため、全体講義や文献講読のほか、グループ・ディスカッションや演習などにも重点を置いています。
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 なお、生命・医療倫理教育研究センター(UT-CBEL)では、生命・医療倫理学の分野における研究者および医療現場における倫理的助言を行うことができる人材養成を目的に、社会人を対象とする倫理コンサルタントと、学部学生と大学院生を対象とする研究者に分けて、それぞれの人材養成を行っています。詳しくは生命・医療倫理教育研究センター(UT-CBEL)のウェブサイトを参照してください。

健康増進科学分野

 健康増進科学分野では、健康科学全般の中でもとりわけ日常生活における生活習慣と生活習慣病との関係、生活習慣病の予防・健康管理活動に係わる調査・研究を通して、広い意味での健康政策提言を目指した研究活動をしています。
 具体的には、生活習慣のなかでは身体活動・運動、食生活の評価方法ならびにこれらの生活習慣の変容による短期的・長期的効果、さらには行動変容の長期継続に関わる個人的・社会的・物理的環境的要因などについて、職域・地域において明らかにすることを重点課題としています。
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 さらに、健康増進科学分野では、人々の健康行動・健康状態に及ぼす地域社会環境の影響を明らかにすることにより、健康的な地域社会環境の造成に寄与できることを目的とした研究をも推進しています。詳しくは、健康を支援する地域社会環境のウェブサイトを参照してください。

医療倫理学分野/健康増進科学分野の教室年報

 当教室では研究・教育活動についてまとめた教室年報を年度毎に作成しています。